注文住宅なら自由な発想で思い通りの家づくりができるのがメリットです。しかし建売住宅と異なり自分で決めなければならない部分が多く、理想的な家を建てるのは簡単なことではありません。そこで重要になるのが家づくりのパートナーの存在です。
注文住宅はハウスメーカーや工務店に相談するのが一般的ですが、各業者によって注文住宅に対するコンセプトが異なります。こちらの要望をできるだけ正確に実現してくれるところに依頼しましょう。まずは各業者を対象とした口コミサイトや人気ランキングサイトの情報を利用するのが得策です。これらのサイトでは実際に家を建てた人の感想や意見を知ることができるので、有力な判断材料となるはずです。日頃から評判の良いハウスメーカーや工務店なら安心して任せられます。そして評判の良い業者が運営する住宅展示場に休日を利用して足を運んでみましょう。ここでは頻繁にイベントが催されているので、建物についての理解をより深めることができます。
注文住宅を建てるのなら、できるだけ多くの自己資金を用意しなければなりません。その資金にはそれぞれの預貯金だけでなく、親からの援助も含まれます。用意できる額によってはこだわっている部分をほとんど取り入れることができず、建売を購入しても変わらないと感じてしまうことがあります。親からの援助に関しては事前に相談しておかないと、どれくらいの額を出してもらえるのかが分かりませんので、住宅購入の話が出る前に話し合っておくことが大切です。
ちなみに、注文住宅で用意すべき自己資金は最低限でも物件価格の20%程度とされていて、計算してみるとかなり大きな額です。例えば、3,000万円の物件を購入する場合には600万円になりますし、5,000万円なら1,000万円にもなります。実際には全てをローンにしても購入はできますが、その後の返済を楽にするためには多ければ多いほど良いと言えます。貯蓄額は普段のお金の使い方にも通じる部分です。