注文住宅を建てる際には、近隣とのトラブルは絶対的に避けることが大切です。
住む前と住んでからの内容に分けることができますが、印象を悪くしてしまうと快適な生活を送ることができずに、最悪なケースでは引越しを余儀なくされてしまうこともゼロではありません。
注文住宅は一度に複数の住宅を建てる分譲とは異なるので、まずは建て方に注意が必要です。
あまりに高い壁や塀などを作ってしまうケース、隣接する住宅の庭の大部分が日陰になってしまう車庫の設置、エクステリアでも隣家に近い位置に物置小屋を作ってしまうケースも問題が出てしまう可能性があります。
施工自体については会社側が事前に近隣に挨拶に行くことをしている場合や、購入者本人も挨拶に向かうことも欠かせません。
音の問題もクリアすることが必要です。
住んでからのトラブルになりますが、楽器演奏などをするようなご家族がいるケースでは、予め防音仕様にしておくと、余計な問題を無くすことができるものです。
給湯器の設置場所も肝心です。
隣家の窓の近くに屋外用給湯器を設置すると、特に夜間になると音が気になることも報告されているので、設置場所と設置方法に拘る必要もあります。
一戸建てのマイホームを注文住宅で建築しようとしたけれど、近隣にゴミステーションがあって目障りな土地を選んでしまったという場合も少なからずあるのではないでしょうか。
実際注文住宅を建てるときにすべての条件が自分たち家族の理想に合致すればよいのですが、予算の関係もあって何かを我慢しなければならないということも多いものです。
そこでせっかくの注文住宅が近隣のゴミステーションのために目のやり場に困るということがないように、依頼している設計事務所などに注意してもらうことが重要です。
たとえば塀をめぐらせて遮ろうと考えた場合でも、半透明の白いスモークタイプの塀などなら明るさは通っても景色はほとんどぼやけて見えます。
このようにさまざまな工夫を設計事務所に考えてもらうようにして、マイホームを持てた喜びが半減しないように注意が必要です。
しかし考え方によっては近くにそういったものがあると、利用するときに遠くから捨てるものを運ぶ必要がなくて便利ではあります。